ただの友だち |
作詞:澤地隆/作曲:澤地隆/編曲:澤地隆/歌:Jaka Ska Jan Gee |
雨が降り出すと 街は帰りを急ぐ 濡れた背中見つけ 勇気出して声かけた 赤い折りたたみ ふたりで入るには 小さすぎるわ 遠慮がちにあなたは歩く ただの友だちだから 当たり障りのない話題で ただの友だちよりも 普通に振る舞ってみる 髪を少しだけ 明るくしたことにも 気づいてほしい でも隣にいるだけでいい 夢の入口で 不意に引き戻される すれ違う仲間に 冷やかされて目を伏せた 罪のない言葉 心読まれたようで 消えたくなるの 暮れはじめた夜の向こうへ ただの友だちだよと あなたが不機嫌に言うから ただの友だちですと わたしも口をあわせる 声にしてみると だけど悲しいものね ふたりになって 無口で聞く傘の雨音 ただの友だちなのか あなたがため息で笑った ただの友だちだって あなたが答えたくせに もしかしたら今 なにかが動き出した 胸のいちばん 奥が少しあたたかくなる こんなときには 次の言葉待ってていいの? |